国語

ここで差がつく和歌の読解【古文勉強法&参考書】

「和歌」は入試問題で最も差のつく分野のひとつだ。
苦手としている人も多い。

センター試験だけでなく、東大、京大その他難関大でも頻出の和歌。
この機会にぜひ一度学習しておこう。

覚えることはそれほどないので、古文の学習が一通り済んでからで構わない。

和歌、すなわち倭歌とはその名の通り日本古来の詩歌のこと。
ご存知の通り、五七五七七の形で構成されている。

このわずか31音の中に読み手の心情が込められているのだ。

このことを念頭に置いて和歌の読解、勉強法について見ていこう。

読解のポイントはたったの2つだ。

修辞法の理解

和歌はたった31音で詠み手の、登場人物の心情を表さなければならない。
その中で出来るだけ多くの心情や出来事を歌に込めるため歌人たちが凝らした工夫、それが修辞法だ。

この修辞法が理解できていないと和歌の読解は途端に方向性を見失う。

受験生が頓珍漢な答案を作成してしまうのは、この修辞法の理解が足りないことにある。

修辞法の理解は和歌読解において絶対に必要だ。

参考書や問題集、教科書を使って必ずマスターしよう。

東進の名物講師、マドンナ古文の和歌修辞法編
講義のような書き口で気軽に読み進められる。

受験に頻出の修辞法を網羅しており、これを1冊やれば和歌の修辞法は完璧だろう。

 

こちらの方が新しくレイアウトも今風。説明も非常に分かりやすい。
基礎からしっかり解説してくれるため初学者にもおすすめだ。
すきま時間に一冊通読するとよいだろう。

二冊見比べてみて気に入った方を選んで読み進めてほしい。

修辞法が分かることで和歌は一気に馴染みやすいものになる。

和歌を何となくではなくて、論理的に読むためにも修辞法は必ず押さえておこう。
これは英文解釈と同じ考え方。

堅苦しい言い方をしているが、修辞法とは歌人のテクニックにすぎない。

ラップや漫才、音楽を聞いていて

言葉の選び方が巧いなあ」

リズム感がいいなあ」

と、このように関心することがあるだろう。

言ってしまえばこれこそが修辞法だ。
難しく考える必要はない。

一度理解できれば、あとは問題を解いて慣れていくだけで大丈夫。

本文との関係把握

和歌には詠み手の心情が込められている。

なにかの風景を見て、

なにかの出来事がおこって、

そして心に浮かんだ想いの丈を歌にしたのだ。

 

歌が先にあるのではない。
歌の前には気持ちがあるのだ。

この気持ちを知るためにまず、歌が詠まれた背景を必ず確認しよう。

歌が詠まれた場所、状況、場面。

これらはどこに書いてあるか。

本文だ。

本文との関係把握は和歌の読解において真っ先にやってほしい。
和歌と本文は対応関係にあることを絶対に忘れてはならない。

必ず前後の文を確認して作者の心情の手がかりを探すこと。
和歌の前後で話題が大きく変わることはまずないといっていい。

前後の文章との対応関係に着目することで、読解の方針がしっかり定まる。

本文の理解はいつも通り、品詞分解と敬語から内容を読み解こう。
敬語をランドマークに内容を理解し、本文の内容からすでに和歌の内容にあたりをつけておくと、読解は正確に時間を短縮することが出来るはず。

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以上が和歌読解の二つのポイントだ。

この二つを押さえておけば読解の方向性を見失うことはまずないだろう。

 

和歌を出題する理由、それは古文の総合力を試すことができるからだ。

上でも述べた通り和歌の読解には本文の理解が必要不可欠。

  • きちんと本文が読めているか?
  • 修辞法をしっかり理解しているか?

これらを手っ取り早く判断するために和歌の出題がある。

+α 文法、語彙、古文常識、敬語

すべてをもう一度確認しておこう。

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そうはいっても和歌の題材に選ばれるものの多くは恋愛、別れや不遇、望郷の念といった所謂分かりやすいものだ。
結構、現代の小説や漫画にテーマは近い。

時代とともに言葉や常識は変われど人の気持ちは変わらない。

本当に本文を正しく読めさえすれば和歌の「読解」の作業はそれほど必要ないのかもしれない。
和歌がよめるようになると、古文に親近感がわき、自然と得意にもなる。

まずは、修辞法の理解から。
試してほしい。

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第一志望に入ろう
高3から受験勉強をはじめて旧帝大学医学部と慶応大学医学部に現役正規合格。 偏差値52→76の逆転合格を実現したノウハウ、実体験に基づいた独自の勉強法を紹介する。