物理

大学入試物理の勉強法

連休も明けてだんだんと夏休みが近付いてきた。

英語と数学の基礎が身に付いてきた頃だろう。

 

けれども受験は2科目ではない。

全教科で平均以上とってようやく合格だ。

夏休みに向けて理科や社会にも少しずつ目を向けていこう。

 

今回は物理選択の受験生に向けて物理の勉強法を紹介していく。

基本は2次試験に向けた勉強を紹介するが、センターのみ物理を受験するという人もよければ参考にしてみてほしい。

物理とはどんな科目か?

物理とは、

体の現象を解する」

学問である。

 

理解する科目であるように暗記量は他の理系科目に比べ非常に少ない。

問題文の現象を自分の頭で考えることが一番大切なのだ。

実際、数学的に考えると膨大な計算を要求されるが物理的な考察からはスマートに答えが導ける問題を難関大はこぞって出題する。

 

大事なのは自分でどんな結果になるか予測して問題を解くこと。

そして、答えを見て「当たり前」と思えるようになること。

 

自分が導いた答えがいかに妥当であるかを考えることはミスを減らすことにもつながる。

  • 極端な場合でチェックする
  • 具体的な数字を入れてチェックする
  • 単位が合っているかチェックする
  • 常識的な数値と比べてチェックする

これらはテクニックとして覚えておくと後々役に立つ。

 

さて、理解する学問であるといったが物理も他の科目と同様暗記がまず重要になる。

公式暗記→公式の使い方を理解→パターン問題の理解&暗記→難問題に挑戦

 

これが物理の勉強のフローチャートになる。

パターン暗記といっても数学よりも圧倒的にパターンが少ないので心配は要らない。

せいぜい200題程度でおよそ東大入試の合格ラインは到達可能になってくる。

 

また物理は浪人生有利の科目である。

これは物理が完全に得意とするまでの最後の一押しにやや苦労を要するからである。

 

東大理三、京医をめざす現役生はせめて難系までをマスターしたいところだが、

他の現役生は名門の森程度で十分合格圏内になってくる。

英語と数学でカバーできればそれでよい。

浪人生は難系まで、あるいは物理入門演習や道標まで手をつけてもいいかもしれない。

 

それではフローチャートに則って勉強の仕方を紹介していく。


物理の基本を理解する

公式を覚えるよりなによりも物理の作法をここでマスターしよう。

これは教科書の最初のページでもいいし、物理のエッセンスを用いてもよい。

 

慣習的な表記の仕方、表現の仕方、運動方程式の立て方

 

あらゆる物理の常識を最初に理解しておこう。

為近の物理1・2 合格へ導く解法の発想とルール―力学・電磁気

こちらは後の公式暗記まで使える良書だ。

自分の頭で現象を考えることに重きを置いている。

見かけによらず後のちまで役に立つからこの機会にぜひ通読したい。

 

最初は物理アレルギーにならないことがまず肝心だ。

ゆっくり焦らず現象が数式で理解できる過程に少しずつ慣れていこう。

まずは力学から十分時間をとって取り組むこと。

必要に応じて先生にも聞いて、友だちに説明できるレベルを目指そう。

 

公式を暗記する

物理の現象を理解するためには公式を適切なタイミングで使うことが必要不可欠になる。

マニアックなものは参考として問題文に添付されるがほとんどが暗記を前提として出題されるだろう。

正確に覚えていなければまず正解はない。

 

公式を暗記するのは語呂でもなんでもいいが、

1つずつその公式の意味を考えていこう。

簡単にでもいいから意味を持って覚えることであとの運用が変わってくる。

 

こちらも先述の為近の物理物理のエッセンスがおすすめだ。

もちろん教科書でも構わない。

¥物理のエッセンス 力学・波動 (河合塾シリーズ)

 

パターンを理解&暗記する

数学以上にすっかり理解して覚えることが求められる物理。

パターンを覚えていくなかで不自然に感じたら必ず前のステップに戻って疑問を解消して次に進もう。

2016 実戦 物理重要問題集 物理基礎・物理

名問の森物理 力学・熱・波動1 (河合塾シリーズ)

どちらもおすすめだ。

名問の森の方がやや難しくこちらで早慶、難関国公立はカバーできるだろう。

解説が理解できなくなったら必ず参考書に戻ること。

理解できないまま覚えていても物理ではあまり意味がない。

 

パターンが少ない代わりに理解に時間をかける。

これが後につながってくる。

 

難問題に挑戦する

これは東大理三、京大医学部、そして物理で差を付けたいという受験生にやってほしい作業だ。

数学同様パターン暗記が整理されて徐々に安定してくる。

微分積分を取り入れてもいいし、公式通りにがつがつ解いてもいい。

どんなに隠されていても出題のテーマは実ははっきりしていて、

長い問題文が惑わしに過ぎないことを知るいい機会である。

 

難しい問題ばかりで心が折れるが、時間に余裕があれば最後までやり切ろう。

難問題の系統とその解き方物理

2016年度用 鉄緑会東大物理問題集 資料・問題篇/解答篇 2006‐2015

圧倒的人気を誇る難系。

分厚くてやや装丁も古くさいが間違いない一冊だ。

鉄緑会の問題集も解法にこだわっていておすすめできる。

新・物理入門問題演習 (駿台受験シリーズ)

理論物理への道標〈上〉―力学/熱学/力学的波動 (河合塾シリーズ)

微積を使ったアプローチでいきたいならこちらがおすすめだ。

入門とは名ばかりで大学受験にはややオーバーワークぎみでもあるが、解説も懇切丁寧で自信を持っておすすめできる。

教科書の方の新物理入門より取り組みやすく実践向けといえるだろう。

どちらにせよ入試物理を自信もって解けるようになる問題集である。


 

以上が大学入試における物理の勉強法だ。

英語と数学で手一杯のひとも多いと思うが、

夏までに少しずつ理科や社会も手を付けておけばあとで焦らずにすむ。

着実にいこう。

ABOUT ME
第一志望に入ろう
高3から受験勉強をはじめて旧帝大学医学部と慶応大学医学部に現役正規合格。 偏差値52→76の逆転合格を実現したノウハウ、実体験に基づいた独自の勉強法を紹介する。