勉強法

模試の受け方付き合い方

今日は模試の受け方、付き合い方というテーマです。
そろそろ受験生も入試まで半年を切り、模試をどんどん受けていこうかなという時期でしょうか。

模試は入試のための大切な練習試合。
とはいってもほぼ丸1日をつかった試験形式のテストになるので、効率だけを考えるとそんなに高くないですよね。
なのでせっかく受けるのであればその恩恵を最大にするための”戦略”をたてて、
しっかり万全の準備で模試に備えましょう。

軽い内容になっていますので模試の受け方なんか知ってるよ、という人も息抜きにでも読んでみてください。

模試の受け方について再度見直すきっかけになればうれしいです。

自分にあった模試を受けよう

これは、基本中の基本。
模試を受けるのであれば、必ずに自分にあったレベルのものを。

ここまでは当たりまえだが、受験生の層も同じく重要になる。
東大に行きたいのに、東大志望の受験生が受けない試験を受けたって仕方がない。

そもそも模試を受ける最大の目的とは、自分の位置を知ることにある。
現時点での受験生における自分の位置を知ることで、必要な対策をたてる。

遅れがあれば、取り戻すための方法を改めて考えるきっかけとなるし、自分がエッジ(優位性)を持っている分野を知ることも出来る。

受験の難易度は出題傾向と倍率によって決まるといっても過言ではない。
大体の大学であれば、自分の両隣の人よりもいい成績をコンスタントにとることが出来さえすれば、合格できるのだ。
そのためにも、自分が自分と同じような受験生の中でどの階層にいるのかが大変重要になる。

これはどこで見るか、というと自分と同じ志望校の受験生が大勢受けそうな模試をあらかじめ知っておく。これは進学指導の先生や塾の講師に聞いてみるのが早いし、Twitterやインターネットの掲示板でも簡単に知ることが出来る。

こういった”人気”の模試をまずは一つ受けてみる。
出来れば受験生の秋頃までに、1つは受けてほしい。

これともう一つ大事なのが、返却後の偏差値である。
もちろん模試を受けた当日に感じた難易度のイメージも大切であるが、それ以上に大切なのは偏差値だ。
40~60台であれば、まずOK。
このレベルの試験で、大丈夫だったということになる。

40台だった人は平均に届かなかった理由をすぐに考えて50台を目指していこう。
また60台だったという人はこのままの勉強法でほとんど問題ないといえるから、このまま勉強を続けよう。

70台であれば、まず喜ぶまえに受験生の層を確認しよう。
良質な受験者層であって自分が単に秀でている、という場合にはこのままのペースあるいは少しペースダウンしても構わないといえるが、まず第一には受験者層と自分にずれがあるという可能性を考えなければならない。

簡単すぎる模試でいい点数をとっても何もならないのは言うまでもない。
塾によっては特待生で入れてくれるという場合もあるが、そうでなければ1日と受験料を無駄にしただけということにもなりうるのだ。

逆に、偏差値が30台だったときには当たりまえだが自分にとって難しすぎる模試を受けてしまった可能性がある。
1科目のみ30台だったという場合には、模試そのもののレベルは問題ないケースが多く、その科目についての勉強法を見直そう。

ほぼ全部の教科で偏差値が30台である場合は少し考えなおすことが必要といえそうだ。
後程少し説明するが。頻度としては3カ月以上あけて同じレベルの模試に挑戦する、あるいは模試のレベルを変更して1、2カ月後に受験するという2つが考えられる。

また、模試の問題難易度と受験校の出題傾向も重要だ。

問題が似たような傾向なら、偏差値が高い=受かりやすい

となるが、
問題傾向がまったく異なれば、その模試でいい点を取ることにあまり意味はない。

目安として医学部や国公立非医学部を受験するといった場合は標準問題がおおい傾向にあるため、河合塾の全統記述模試を大切にすべきで、駿台全国模試などの偏差値は”受かりやすさ”という面ではうまく反映しないことが多い。

一方、東大や京大、私立難関大を受験する方は駿台全国模試がいい基準となる。特に東大や京大を狙っていれば東大OP、京大OPを受験する意味は大いにある。(東大を受ける受験生であっても、京大や東工大用の模試を受けることは合わせて意味がある。注:東工大の問題は若干くせが強いのでスタンダードなのは京大の方)

とにかく質の良い(自分と同じ志望校の受験生が多い)

レベル(難易度や出題傾向)のちょうどいい模試を受けるよう心掛けることが重要だ。

模試を受けるなら必ず復習を

これは大変よくいわれることなので、わかっている人も多いと思う。
模試は受けたら必ず復習しよう。

わかっている人は多いが、ほとんどの受験生は誤解をしていると思うので少しだけ説明をさせてほしい。

これは模試の問題を取りこぼしなくマスターすることによって学力の向上をはかるために復習しようといっているわけではない。

また、ミスをなくすためにミスの原因を追究することが目的でもない。

どちらも役には立つのだが、模試という試験形式の問題でミス対策や学力向上をはかるというのは少しコスパが悪いからだ。
こういったものは問題集を解く方が効率がいい。

復習をすべき最も大切な理由は、実はメンタルのためなのである。

模試という形で受けた問題の印象というのはとても強い。
特にできなかった問題に関してのインパクトはもっとも強いといっても過言ではない。(当然、入試本番に出来なかった問題のインパクトが最強だが)

そのため、この出来なかった問題とほとんど同じ問題が次の模試、もっといえば本番の入学試験で出題されたとき、自分が復習を怠ったために出来ないとしたら、どんなメンタルになるだろうか。
また、模試で出題された問題はほかの受験生にとってもアドバンテージになることが多いためそれが不正解であることのビハインドは非常に大きいのだ。

こうした中で、
「あ、あの時の問題だ・・・」

「しっかり解答読めばよかったな…」
「間違った解き方ならわかるけど解法を忘れてしまった…」

こうなったときのメンタルは最悪だ。
我々はメンタルが弱い生き物であるから、こんな不必要のない焦り(模試さえ受けていなければ、解けないことになんの焦りもない)を抱えたままでは他の問題にも集中できるはずがないだろう。

実際、バベルの塔という思考ゲームを学生にやらせたときに先生の前に座って高いプレッシャーを受けながらゲームをした学生は明らかに成績が悪かった、という報告もある。

そのため、模試でできなかった問題は精神衛生上の理由で、必ず復習をしようということだ。
なお、ミスの原因をつきとめることは必要だが、計算ミスや読み間違い、また途中の式変形のミスなど些細なミスであれば気にしなくてよい。
この問題は残念でした、ということで解法さえ思いつけば解きなおす必要もない。

大事なのは、解法が思いつかなかった問題のみだ。
その点からすると、解答例が自分が解いた解法とは違うアプローチで、しかも簡単に解いている、といった場合にはその解法を読んでみることの方がミス探しよりも重要かもしれない。

ミスというのは、どんなに注意していても必ずする。
読み間違いも勘違いも誰だってする。

試験本番の精神状態は普通ではない。
誰だった訳の分からないミスをするのが当たり前だから、ある意味心配はいらない。

その代わり、ミスをしにくい解き方を日常の演習で心掛けること、
そして小さなミスに気付くようなセーフティネットをもっておくことが重要となる。

これは単位であったり、日ごろから計算の見直しをする習慣をつけることだったりそれは人それぞれなのでここでは省略する。

大切なのは解法を思いつくか、思いつかないか。
類似問題をもう一度みたときに焦らないか、というそれだけのことだ。

模試を受ける回数・頻度を見直そう

最後に、模試の頻度の話。

相談に来る学生の話を聞いているとどうやら受けすぎではないか、というひとが結構多い。

模試は学力向上の場ではない。
先ほども書いたように、自分の位置を知るものにすぎないのだ。

そのため、同じような模試を同じ時期に受けても仕方がないし、その時々の自分の学力のバラつきを見てもなんの意味もない。

最低でも1カ月はあけるように模試の予定を組もう。

模試全く歯が立たないという場合、次に同じレベルの模試を受けるのは2、3カ月は開けた方がいい。

①模試を受ける
②当日、一週間後に復習をする
③模試返却日に再度復習する

という順番が復習のタイミングとして有効だが、
少なくとも次の模試は⓷の前後近辺で行うのがいいだろう。

必ず、問題集をつかったトレーニングによって前よりも苦手がなくなった、標準問題の暗記が進んだ、といった状態で次の模試を受ける、といったことを心掛けよう。

模試を受ける意味、模試の特性というものを再度見直して、
賢く付き合って最大限活用するための助けになればうれしい。

ABOUT ME
第一志望に入ろう
高3から受験勉強をはじめて旧帝大学医学部と慶応大学医学部に現役正規合格。 偏差値52→76の逆転合格を実現したノウハウ、実体験に基づいた独自の勉強法を紹介する。